パドルは消耗品です。
使えば使うほど痛んできます。その修理について。
ホワイトウォーターのパドルは、基本的にFRPと言う繊維に代表される素材でで
きています。カーボン とか ケブラー とか グラス とか聞いた事があると
思います。この修理には、専門的な知識と技術が必要で、DIY(ホームセンター)
などで売っているFRP修理剤とかキット(主にお風呂の湯船を修理する)では塞ぐ
事はできてもはがれてしまいます。
修理自体は簡単で、古いカヌーライフなどでも特集が組まれてます
ので、興味のある方は覗いてみてください。慣れると以外に簡単ですが、道具が
必要です。
主な物は、繊維(カーボンはばか高い)、溶剤、アセトン これだけ。
道具 ドリル、ビータルサンダー、紙やすり、クランプ
なれると意外と簡単でもアセトンとか取り扱い間違えると爆発するので、お薦め
できません。(昔、火吹いて、大変だった事がある。)でも、修理はその方面に
詳しい方に行ってもらいましょう。スラロームを競技として行っている人の大半
は自分でカヤックの修理をしますので、相談してみるといいでしょう。器用に安
く治してくれるかもしれません。
道具を買ったり、繊維を集めたりするより1万円程度を覚悟して修理して
もらった方が安いです。専門に修理している所だと、乾燥とかもやってくれます。
カヤックの製造元か、車のバンパーを修理する事ができる修理工場に相談すると
引き受け手くれる所もあるようです。(噂でしかしりません。取り次ぎしてません。)
[:楽しい:]カヤックスは基本的にパドルの修理を受け付けていませんが、
下記の症状ならほとんどの場合治せます。
1、ブレードがシャフトから抜けてしまった。(部品が全部あるのが前提)
2、シャフトが折れてしまい。新しいシャフトで作りたい。
です。
1、の場合は簡単で自分でもできます。
DIYにて2液製のエポキシ樹脂製の接着剤を購入して圧着すればOKです。
90分硬化以上を使いましょう。
2、シャフトが折れてしまい。新しいシャフトで作りたい。
新しいシャフトを購入して、元のブレードから折れたシャフトの残りを
削り出します。ドリルがないと途方もない時間がかかりますが、あとは
1と同じで接着すればOK
ただ、接着にも問題があって、
・パドル内部の乾燥に1ヶ月は欲しい。
・角度を正確にだす事ができない。
・気温差で壊れる事がある。
角度は、以外にきにならないものですが、パドルを両面圧着に成功すると
中は密封になります。それで、夏の車内に長時間放置とか、日なたで放置
とかすると中の空気が膨張して、繊維や接着面が壊れたりします。
一度、折れたパドルは、水を繊維が吸うので壊れやすくなります。
新しいのを別に買って、修理にだして、スペア(予備)としてもって
いるのがお薦めです。