インナー

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アウターの次はインナーです。

一昔前は(といっても4〜5年前)ジャケットの性能も悪くドライトップなのにドライじゃないっ、なんてことがざらにありました。

最近は素材の発達などでずいぶん性能のよいものが安価で手に入るようになりました。

水もれがほとんどない、透湿性素材で蒸れない、そんなジャケットを着てるのにインナーが、、、なんて方を川でもよく見ます。

せっかく蒸れにくい素材なのにウェットスーツを中に着てると蒸れます。あたりまえです。

まず、基本から。

素材は化繊、もしくはウールになります。ウールは川ブランドではほとんど見かけないので割愛しますが、最近のウールはとても良いです。チクチクしにくいですし濡れてもフェルト状になりにくいです。

化繊の下着ですが、いろいろ種類があります。パドリングに適しているタイプは速乾性の高いもの。まず人体から発生した汗を吸い取り、素材の表面に広げ水蒸気として放出します。水蒸気は防水透湿素材のジャケットを通過しますので蒸れにくくなります。

寒い時期に化繊の下着の上にスエットを着てドライトップというパドラーをみますが、スエットは綿のことが多いです。綿の層が間にあるとせっかく水蒸気になった汗がまたスエットで水になってしまいよけい寒いです。

では、なにを着るかというとやっぱり化繊のものになります。

フリース、パワーストレッチなどいろいろあります。フリースは最近だと値段も安く暖かいです。ただし実は意外と起毛された部分に水がたまります。あと思ったより伸びないので人によってはパドリングで突っ張り感を感じるかもしれません。

では、当店ではなにをオススメするかというと。

パワーストレッチです(写真)。伸びます。濡れても外側に広げるので乾きやすいです。具体的にはイマージョンリサーチの06年以降のシックスキンがパワーストレッチの中では最高の出来だと思います。

素材ももちろんですがパドリングの際に伸ばす背筋部分にマチがとってありストレスを感じさせません。

適切なレイヤリングをすれば、外気までの間に暖かい空気の層ができ寒くなりにくいです。

これらの下着を組み合わせた上に高機能なドライトップを着るとかなり快適にパドリングできます。

おまけですが、真夏はどうするのかって話です。

ラッシュガードを着ます。裸にPFDっていうのも悪くはないですが日焼けや虫なんかがきになります。

ラッシュガードは素材が乾くときの気化熱で体を冷やす作用があります。暑いときには程よくクールダウンしてくれますので調子いいですよ。高機能な皮膚を一枚着てるようなイメージです。

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